花火 中止

28日の葉山花火大会は台風で海が荒れるため延期と、町の広報車がアナウンス
しながら何回も走り回っていた。結局、29、30、と延期になり、あげく、無期延期
となった。
我が家の最大イベントはこうしてつぶれたのだが、森戸の海岸にゴザをしいて、それでも
砂でいっぱいよごれながら、愛犬シャール<ジャックラッセルテリア>ともども花火の競演
に酔いしれる一夜はなんとしても捨てがたい。
昨年は横須賀開国記念大会がベースであり1万発、鎌倉は5千発、逗子が3千発、わが葉山は
1千発、よこすかはさすがに圧倒されっぱなしだった。
花火といえば、95年だったと思うが、ニュウイヤーをロンドンで娘と過ごしたことがあった。
街中で、新年を祝う花火がうちあげられ、繰り出した人々がキャキャいいながら、ハシャグ姿
を見ながら、日本ではこうはいかないだろうな、感慨にふけったことが思い出される。
自己表現の仕方、見知らぬ人同士の交流のしかたというものになれていないのだ。

暑さを比べると

地中海の暑さといつても、トルコの地中海沿岸、エーゲ海沿岸しかしらないのだが
9月の暑さといったら、連日38から40度がつづく。木陰にはいると、涼しい。
ここ葉山は今日は35度。べとーとした暑さで、シャツを4回着替えたほどだ。
我が家は、クーラーはない。信じられないだろ―が、ないのだ。扇風機が1台ある
きりだ。2階も1階も、窓は全開にしてある。夜寝る時も、そうだ。物騒じゃないか、
と思われるかもしれないが、幹線道路<国道>でもなく、県道でもなく、町道からさえ
20メーターはいったところにあり、4方生垣に囲まれているので、隣から覗かれる
心配もない。
クーラーがないので、むし暑さははんぱじゃない。でもなれれば、なんとかすごせる。

ダメな奴

湘南新宿ラインで池袋へ行く予定が、大崎あたりでケイタイが
<スカボロフエアー>のメロデイをかなではじめた。「病院が長
引きそうなので、11時にはかえれそうもない、1時半ごろには
終わりそう」と甥はいう。バカいえ。こちらは葉山から2時間も
かけて来てるのに!!。頭にくるやら、はらが立つやら、常識の
なさに情けなくなってしまう。これで2回目のドタキャンだ。
もう面倒はみない。
マンシオンのローンは6ヶ月もため、代位弁済1歩手前なのに。
かってにしてくれといいたくなる。おふくろや兄の懇願がなけ
ればほおっておいたのに。
冷静に考えれば、50歳前後の失業者はよほどのコネがなければ
職にありつけない時代だ。都会の片隅で、1人暮らしの男が、ど
うやって生活できるのか、暗澹とせざるをえない。高度成長期に
田舎から上京し、一生懸命に働き、あげく不況に波にのみこまれ、
会社は倒産し、投げ出された。少しぐらいの技術があっても、約
にはたたない。厳しいね。

7月1日は海開き

海の家も完成し、葉山のうみは今日から8月31日まで夏モード。
葉山の名所?となりつつある<オアシス>のある森戸海岸。御用邸
裏にある一色海岸。ズラーリと海の家がならぶ。だが海水浴客は葉山
では年々減っている。森戸はまあまあだが、一色は土日こそいっぱいだが後はがらがらだ。森戸の<オアシス>は深夜までガンガン大音響が
響くので若者客は楽しめるが、周りの家は大迷惑らしい。組合が対策に
のりだしている。どうなることやら。
一色海岸は、御用邸警護の神奈川県警機動隊が3ヶ所にポリボックスを
設置して24時間双眼鏡で監視しているので、悪さはまず無理。だからでもないないだろうが、客はいつも少ない。風紀も乱れていない。
超穴場だ。私は海に突き出た突端の芝生の上でマットをしいて寝転んで
日光浴しながらほんを読むのがすきだ。10メータはなれた場所にポリ
ボックスガあり、ポリが立ちんぼしている。こんな安全な、快適な場所は他にない。

ベンツが軒並みある、ここ葉山!。

夏日がつづく葉山は、つかのますこぶる気持ちが良い。
6月中旬だというのに、太陽はキラキラと海に映え、はやくもピーサン
と短パン、Tシャツ、それにサングラスで散歩だ。
一足はやい夏。陽射しの中を坂を降りていくとき、さわやかな風が
ほほに心地良い。葉山に住んでよかった!!。
京急ストアで買い物して、ブラブラ、コーラを歩きのみしながら、また
坂を100メーターほど登って帰る。両側には、生垣がつづき、アジサイなど季節の花(名前はほとんどしらない)が、咲乱れ、その奥には
家があるのだが、人影はない。
黄色、白、ブルー、ブラウン、など工夫を凝らしたカラフルな豪邸が軒並みつづき、駐車場には、ベンツ、ワーゲン、BMWボルボ、など高級外車がヅラリだ。
我が家のまわりも、向こう三軒もみなベンツだ。持ってないのは、我が家と、お向かいのS宅だけ。運転する人がいないのだから、もっても
仕方がない。やはり、ここ葉山は日本有数のリゾート地のようだ。
以前に住んでいた川崎の新興住宅地、麻生区千代ヶ丘とは、全然違う。
何が違うって、家と車だ、川崎の時はベンツなど殆ど見かけなかった。
ここは歩けばベンツに遇う。圧倒的にベンツ族だ。国産車に乗ってる人は恥ずかしい思いをするんじゃないだろうか。だから、みんなベンツに
するのだろう。日本人の横並び意識の表れか。

ローマ人だけがなぜ?


知力ではギリシヤ人に劣り
体力ではケルト(フランス)、ゲルマン(ドイツ)人に劣り
技術力ではエトルリア人(古代イタリー)に劣り
経済力ではカルタゴに劣り、ながら
1500年におよぶ長い期間、大帝国を維持できたのか。
それは軍事力によってのみであったのか。
                                                               
人間の行動原則の善悪を
宗教に求めたのがユダヤ
哲学に求めたのがギリシア
法律に求めたのがローマ人
                               
宗教は、それを共有しない人との間では効力を持たない。
法律は価値観を共有しない人の間でこそ、効力を発揮する。

                               
以上は愛読する塩野七生の「ローマ人の物語」からの抜粋である。

八方園での結婚式


土曜日に高輪の八芳園で姪の結婚式があった。専門の式場で老舗
のせいか、この日だけで20組、すべて時間制、教会が30分、
披露宴が2時間。時間がきたらオン出される。なんとも現代的だ。お祝い金は3万から5万という。葉山からタクシーで逗子駅横須賀線
品川駅、またタクシー、合計1時間40分。遠い。
こんな贅沢な結婚式をあげても、すぐ別れるかも知れなのだ。身近に
例が何組もある。効用は1つだけある。親戚一同が集まることだ。こんなことでもなければ、一同に集まることはない。法事の時は、あまりにぎやかにできないが、結婚式はにぎやかなほうがよい。
東京には11家庭の親戚があるが、我々の世代5,60代から子供の世代へ、ゼネレーションが移り始めている。名前も知らない子供たちがふえはじめた。情けないことに、紹介されても、なまえはすぐ忘れてしまう。みんな、こうやって歳をとっていくのか。